さてこの物件、キッチンがないのと、換気口がない!
というのが割りと致命的(飲食やるには)なので、
まず、壁に穴をあけて外に排気できるようにしないと
いけないんですが、外と中の壁の間って、
支柱だったり筋交いといった物が入り組んでいて、
下手に穴開けてもそれらが邪魔してしまう事があるんです。
普通であればまず素人が手を出すべきではないのですが、
お金もあんまりないので、業者使わず強行突破です!!
とりあえず壁の中の下地を見つけられるという、
どこ太というアイテムを使ってみます。
まずこれ、先端が超強力磁石になっており、
これで壁をなぞることによって、中に金属が
埋まってると反応してカチャって音がします。
で、これを垂直にぐっと突き立てると、
細い鋭い針が出てくるので、これを壁に刺して、
中に支柱や筋交いがないか調べることが出来ます。
ただ、最大で35mmまでしか針の長さがないので、
その範囲までしか調べることは出来ません。
とりあえず、やらないよりはマシかな〜って感じ。
四角い木枠がありますが、これが換気扇がちょうどハマり、
壁の中を排気が道筋となれるようにしてあげるという
仕掛けになっています。
どこ太で調べた大丈夫そうな壁を、
この木枠に沿って、ペンで印をつけときます。
で、とりあえずドリルにホールソーという穴あけ用の
刃をセットしまして、壁をちょっと繰り抜いてみます。
この壁はおそらく石膏ボードにペンキを塗った物っぽい?
ので、割りと簡単にくり抜くことが出来ました。
さて、左の画像が石膏ボードを四角く繰り抜いた
ところですが、何とその後ろにも古い?石膏ボードが。
どうも前のテナントが造作で、この古い石膏ボードの
上からまるまる、新しく石膏ボードで壁を作ったぽい?
あと何だか、電気のケーブルも出てきてしまいました…
こいつは邪魔だなぁ^^;
とりあえず、この古い石膏ボードも何とかきれいに
四角く穴を開けていき、右の画像になりました。
やっとこ、木の板とモルタルの外壁が見えました、が、
ゲゲッ!何か右側に太い柱っぽいのが微妙に
この四角い枠より出っ張ってて、これでは
外壁に穴を開けても木枠が通ってくれません…
というか、どこ太やっぱり何の意味もなかった〜(T_T)
仕方がないので、たまたま丁度いいうすい板が手元にあり、
さっきの木枠を少し改造してみました。
部分的に薄い板に変わってるのわかりますでしょか?
これがドンピシャで、うまいことスルスルと
とりあえず奥まで通ってくれるようになりました。
というわけで、外壁に穴を開けていってみます。
しっかしこのモルタルが非常に硬い…
そこで何とかかなり硬いホールソーなどで穴を開けて、
開けたところから金槌でボコボコと力任せに
殴ってみることにしたんですが、思ったより崩れる!
何とかそれなりに穴を開けれましたが、よく見ると
この外壁、モルタルに針金が埋め込まれており、
金槌で叩き過ぎると段々どんどんと壁にヒビが
入りやすく、崩壊しやすくなってしまうようです…
とりあえずやり過ぎないようにここらで止めます。
さて、先ほどの木枠ですが、隙間をできるだけ塞ぐのに、
シリコンコーキングというのを塗っていきます。
このコーキングガンというので押し出すと、
手を汚さずにコーキングの線を引けて便利です。
右上は、隙間にコーキングを全て塗った状態で、
換気口に突っ込んでみたところです。
電気の配線がありましたが、何とか手で上の方に
避けて、木枠に乗っけるような形で突っ込んでます。
奥の木枠と壁の隙間には、耐熱の内野外用の
白いパテも少し塗って固めています。
左下は、木枠を取り付けて、換気口内側の木枠が少し
出っ張ってる側面の隙間もコーキングを施した状態です。
いよいよ、コーキングとパテが乾いたら、
換気扇を実際に取り付けてみます。
換気扇は上手いことネジで木枠に固定できるように
なっています。右と左下の画像は、外側換気口に
ダクトのフードをつけて、隙間にパテとコーキングしてます。
このフードは本来は外に張り出した木枠に直接ネジを
打ち込むんですが、外壁穴が木枠を張りださせるのが
困難と判断したため、何とか外のモルタルに
ドリルで穴を開け、専用のネジを埋め込めるパーツを使い、
フードを固定することが出来ました。
正直、ちょっと外壁穴は、強引に砕きすぎて、
ぼろぼろになってダクトの枠の外まで穴やヒビが
入ってしまった所あったんですが、内外野用のパテで
固めて、何とか上手いこと調整しました。
換気扇のスイッチを入れてみると、ダクトからしっかりと
排気が出ているので、何とか成功はしたようですね。
換気扇が完成したので、後はこの周りに、
キッチンフード的なものをつけていってみましょう。